ごり押しで成立させた戦争法(安保法制)の影響を払拭するため、2015年秋、第二次改造内閣を発足させ、経済に軸足を置いて「一億総活躍社会」に向けた政策を打ち出しました。GDP600兆円(2020年ころ)、出生率1.8(2020年代半ば)、介護離職率ゼロ(2020年代初頭)で構成する「いわゆる新三本の矢」でした。◆このような甘い思いや夢に国民を乗せるのに成功したのか、2016年夏の参院選挙では自民、公明、維新の改憲勢力は三分の二を上回る165議席を獲得し、安倍一強を背景に少数意見を無視し、強硬な政権運営を行ってきました。その後、南スーダンPKO日報隠蔽、諸閣僚の失言、森友学園/加計学園に見られる疑獄的スキャンダルに加え、本人の傲慢な国会答弁や選挙演説での暴言等により東京都議会議員選挙で大敗、安倍政権支持率も最低に落ち込みました。◆このほど前回同様に内閣改造を行い、東日本大震災からの復興加速、「人づくり革命」、一億総活躍社会の実現、強固な日米同盟と沖縄の基地負担軽減等を打ち出し、来年末に予定される衆院選挙に臨むようです。内閣改造で傲慢と言われているイメージも一新され、支持率も上がり、時間が経てば世間の関心も薄れ、来年末の衆院選挙では自民、公明、維新で三分の二に近い議席を獲得できると思っているのでしょう。◆「鶴彬をはじめ先覚川柳人の反戦平和と社会風刺の精神を現代に生かし・・・」ためにも、私たちは川柳で彼らの野望を阻止しなければならないと思います。川柳は決して五七五での言葉の遊びだけではなく、私たちの反戦平和の想いの発露ではないでしょうか。(「あかつき」№144から転載)