「戦争の歴史は終えた筈だった」との川柳に接し、「筈だった」と過去形で言わざるを得ないさびしさを感じています。第二次世界大戦後に国連が組織され五大国が協力して世界の平和維持が図られると思っていましたが、それは全くの幻想にすぎなかったことは1950~53年の朝鮮戦争でも感じましたし、今回のロシアによるウクライナ侵攻でも痛切に感じています。ロシアのウクライナ侵攻に対し日本を含む欧米諸国は直接これに介入すれば第三次世界大戦に発展する懸念からウクライナに武器を供与し、間接的にロシアとの戦争を続行しています。核軍縮を目的にアメリカ・中国・イギリス・フランス・ロシアの5か国以外の核兵器の保有を禁止する核拡散防止条約により新たに核開発をもくろむ国にはその政権を覆すくらいの圧力をかけていますが、ロシアは逆に追い詰められたら核兵器の使用も辞さないと欧米諸国を牽制しています。国連の五大国は世界の平和の構築よりは自国の発展に軸足を置いているようです。ウクライナに対してのロシアの行動を非難する国連総会での賛否を見ると、世界は中国を軸にロシア、北朝鮮等の国々、アメリカを軸とした欧米諸国、そして双方の対立にかかわりたくないインド等の国々に別れていくようです。日韓共にアメリカの核の傘の下で、一応核兵器の廃絶を目指している、そして北朝鮮の核開発には反対している、あまり理路整然としていませんね。