あかつき川柳会第191回定例句会は6月8日消印有効で、123名の参加で開かれました。


(天の句) 席題はございません。
(地の句)
(人の句) 写真は月下美人の開花6時間余追ってみました。
(佳 吟)
(軸 吟)
打算
雪本 珠子 選
(天の句) 老いてなおこころの隅に棲む打算
(地の句) 支援する裏に隠している打算 敏治
(人の句) 賑わいの中で打算の爪を研ぐ 常男
(佳 吟) プーチンにどんな打算があったのか 万作
風を読み妥協するのも生きる知恵 川本信子
子育てに存在しない打算など 富貴子
それなりの打算もありのお付き合い 佐知
人間の打算ぶつかり合う浮世 文聡
(軸 吟) 純粋な愛に打算はあり得ない 珠子
ラッキー
大久保眞澄 選
(天の句) 出会いたい人がホームに立っている 立蔵信子
(地の句) 打てば響く君と出会えて今がある
(人の句) ラッキーはボクと母さんとの出会い 一歩
(佳 吟) うんだ子が優しい花に咲きました 恵美子
不幸だと気付かないままあの世逝く 和郎
僕の心配せずに逝く冥途 高鷲
金槌も泳ぎ切ったぞこの浮き世 昌芳
お金にはいまだ困ったことはない
(軸 吟) 古希過ぎてご飯がうまいありがたい 眞澄

菱木  誠 選
(天の句) 人間を鳥獣戯画が嘲笑う 常男
(地の句) 獣もこんな非道はやれません 万作
(人の句) 夫という珍獣と暮らしています 眞澄
(佳 吟) 子を思う気持ち獣も変わらない 和郎
殺しあうhiオ科わらう獣たち なずな
人間を野獣に変えていく戦火 文聡
ヨメはんにまだ角がある牙がある 一筒
人間の愚か獣を呼び寄せる 古池蛙
(軸 吟) 徘徊の母の辿った獣道
時事吟
井上 一筒 選
(天の句) 5グラムの砂から見つかった命 心平太
(地の句) 日が流れハーグ事件も齢をとる 三成
(人の句) 玉葱が居ないと淋しがるパスタ 正康
(佳 吟) 今も地球青いままかとガガーリン 常男
大国がソロモン諸島抱え込む 立蔵信子
妻のペッパー妻とおんなじ小言いう 敏治
ガラポンの特別賞は介護券 りゅうこ
年々に眩しくなっていく太陽 佐知
(軸 吟) 待ちかねているプーチンの死亡記事 一筒