あかつき川柳会の6月句会は、出席36名、投句52名、総勢88名の参加で、6月13日に開かれました。

今月のお話は、冬の卜会長が「千葉刑務所面会記」と題して、北陸クリニック冤罪事件で千葉刑務所で受刑中の守 大助さんに面会したお話です。
移転
立蔵 信子 選
(天の句) 新天地やけに沁みこむ水の味 良岩
(地の句) 梅雨晴れに蝶を見たので途中下車 鈍甲
(人の句) 理不尽な移転許せぬガザ市民
(佳 吟) 村ごと移転ただ蛍だけ舞っている ダン吉
アメリカへ工場移転コスト高 勝久
譲り受けた父の会社がのしかかる 高鷲
ヤドカリに引っ越しのコツ聞いてみる 北朗
人事異動うわさの通りなる不思議 一歩
(軸 吟) 平野区を一回出たが舞い戻る 信子
貰い泣き
北出 北朗 選
(天の句) 瓦礫化の中這うガザの子に涙 洋次郎
(地の句) 水俣病の訴訟目頭熱くなる ゆうこ
(人の句) 何度でも貰い泣きする泥の河 由美子
(佳 吟) 薄幸の子役名演貰い泣き
愛犬の最後の涙僕も泣く
生き様を知って涙の通夜の席 のりお
被爆者の涙の訴えに泣いた 一歩
気丈なる喪主挨拶に貰い泣き 黒兎
(軸 吟) 惜別のシーンにホロリ映画館 北朗
言えないこと(読込不可)
内藤 憲彦 選
(天の句) こけたのは畳の縁が悪いのよ 柳伸
(地の句) 反対はひとりでそれでも手を上げる ダン吉
(人の句) 片思い初めての恋胸の内 万作
(佳 吟) 焔立つ熱愛噯にも出さぬ 欣之
オムツ穿く俺になんでと孫が聞く
トランプの横面だれか張ってくれ 一歩
話の途中にコーヒーのお代わり 信子
農協社員米が高いとパンを食べ 黒兎
(軸 吟) 圭クンの部屋に2時間居ましたが 憲彦

鈴木いさお 選
(天の句) 政界鯰栄一さんが餌らしい ダン吉
(地の句) 会議中ひげを揺らして寝る鯰 良岩
(人の句) 夫です掴みどころのない鯰 浩子
(佳 吟) 鯰にはなれないままに片思い 心平太
鯰が笑った不気味ではないか 公輔
とらえ所ないが愛嬌ある鯰 洋次郎
お笑いを誘う部長の鯰髭 六点
年頃の鯰なんだか色っぽい 高鷲
(軸 吟) 鰻だと思って鯰食べてます いさお
時事吟
川端 一歩 選
(天の句) 万博の背後に透けるIR 眞澄
(地の句) トランプ関税きっと自国へブーメラン 北朗
(人の句) ガザ地区の平和守れぬ全世界 さんが
(佳 吟) 戦ない平和な国に米がない 千代
戦争の傷跡摩文仁の丘語る 浩子
大の里能登へ希望と夢を蒔く 栄子
農政の失敗のツケ米不足 万作
冤罪をやっと晴らせた大川原
(軸 吟) たった二万円なぜ消費税下げないか 一歩