あかつき川柳会の5月句会は、出席者35名、投句者46名、総勢81名の参加で5月8日に開かれました。

今月の「お話」は、冬の卜会長が「障碍者福祉の世界」と題してしました。障碍者の福祉は、障害手帳認定と障害年金から成り立ちます。身体障碍者、知的障碍者、精神障碍者の申請は、地域の役所の障害福祉窓口で行います。障害年金の申請は年金事務所か地域の役所で行われます。詳しくはレジュメがありますからご希望の方は事務所当てにお知らせください。
「走る」
鈴木 栄子 選
(天の句) 世知辛い世を真っ直ぐに駆けて来た いさお
(地の句) 伴走へ妻も子もいる友もいる 六点
(人の句) 足腰に電気が走る老い嘆く
(佳 吟) 口走り亀裂の出来た仲違い 高鷲
AIが突っ走るから人転ける 健二
血迷うた政府が走る戦みち  鈍甲
直球が走るとバット空を切る
画面からムシズが走るネタニヤフ ふさゑ
(軸 吟) 止めたって走って老いがやってくる 栄子

岸井ふさえ 選
(天の句) また亡妻へ想いが募る走馬灯 北朗
(地の句) 回復の兆しが見える三分粥 栄子
(人の句) 回り道月何処までもついてくる 和美
(佳 吟) 六冠の棋士に無限の脳回路 崇明
3回目きれいに出来た卵焼き 柳伸
もう上手く回転しない夫婦独楽 恵美子
救急車検査検査でされるまま 加お里
遠回りして来たらしいシワの数 和織
(軸 吟) 初回限定に心が動く老いひとり ふさえ
不満
廣田 和織 選
(天の句) キリがない不満語れば腹が空く 一角
(地の句) 仮設では住めば都にほど遠し 征之
(人の句) 定年後夫が家で根を生やす 北朗
(佳 吟) 鳩尾に不平不満のてんこ盛り 壽峰
不満さて置き一言云おう「ありがとう」 廣子
不満ばかり言うと心がやせてくる 黒兎
円満に結ばれ不満なく別れ 崇明
算盤がイタイイタイとぼやき節 雅游
(軸 吟) 被災地の感謝に照らす我が不満 和織
どろどろ
田中  薫 選
(天の句) ユニフォーム胸の汚れが士気高め 洋二
(地の句) どろどろのマグマ私の内にある ふさえ
(人の句) 家裁では埒が明かない離婚劇 壽峰
(佳 吟) 核のゴミなすりあいして無い出口 崇明
親をみたみないで揉める遺産額 健二
どろどろを綺麗さっぱり遍路笠 欣之
原爆絵図どろどろの人呻く声 はこべ
トランプがどろどろにした世界地図 栄子
(軸 吟) 政商の野望どろどろ武器を売る
時事吟
塩田 鮎子 選
(天の句) 鶴彬浮かび君が代歌えない 健二
(地の句) 日の丸に武器ありますと書いて出し 和織
(人の句) 長生鉱遺族の涙こじ開ける 雅游
(佳 吟) 核装備してないボクの竹トンボ 六点
「政治とカネ」メディアに出たか禁句令 文聡
へらへらと戦争準備抜け目なく 昌芳
春風がまねかぬ黄砂運び込む 万作
言わないといけないことを言わぬ人 文吉
(軸 吟) ひとの名刺であこぎを重ね詫びもせず 鮎子