9月誌上句会には過去最大の128名が参加しました。



(天の句)
(地の句)
(人の句)
(佳 吟)
(軸 吟)
豪華
河内谷 恵 選
(天の句) 私の微笑はモナ・リザを超える 心咲
(地の句) 満天の星空仰ぐ一軒家 常男
(人の句) 残り物料理しだいでこの通り 恵美子
(佳 吟) 紅白の豪華な衣装懐かしい 宍道
過疎の村豪華列車が通り過ぎ 佑治ゼミ
豪華ではないが心の家族葬 はこべ
新物の太刀魚一匹はりこんだ 朝子
豪華さもいっ時の夢沙羅双樹 和郎
(軸 吟) ななつ星イン九州にいつか乗る
こってり
栃尾 奏子 選
(天の句) こってりと塗って隠してるのは何
(地の句) みたらしの光るところは親が舐め 宍道
(人の句) 失楽園見たあとゴクリ水を飲む 川本信子
(佳 吟) こってりが好きで体重計が敵 欣之
ケチャプで見えなくなったオムライス ひとみ
こってりは正義だ豚の角煮食う 利秋
こてこてになるまで私を煮込む いさお
こってりの仲が伸び切る鍋うどん 哲夫
(軸 吟) こってりとみんなうちの子長屋の子 奏子

小川賀世子 選
(天の句) 結婚は耐久レースだと思う 楓楽
(地の句) 冤罪をはらすまではを生き甲斐に 千鶴子
(人の句) 我慢する人が居るから輪が丸い 千代
(佳 吟) 夾竹桃あの日を耐えて今盛り ダン吉
耐えに耐え絶えて凌いだ日の矜持 壽峰
耐震を済ませて大の字に眠る 正明
耐えに耐えたもう限界の拉致家族 福貴子
私しかいないと耐える血の絆 栄子
(軸 吟) 値上げラッシュ年金減るしコロナやし 賀世子
時事吟
三宅 保州 選
(天の句) チコちゃんに叱ってほしい戦好き
(地の句) 選挙戦宗教絡み金絡み 克己
(人の句) 国葬や武器買うための血税か
(佳 吟) 強引な国葬戦前をおもう 一歩
宗教と政治ながーいお付き合い 眞澄
コロナ禍のもぐら叩きがまだ続く 英雄
あの日から通天閣は赤いまま いさお
対岸の火事かのようにテレビ見る 敏治
(軸 吟) 地球からなぜ戦争が無くならぬ 保州