法律に違反したからといって必ず罰せられことはないようです。例えばよく見かける「立ちション」等は軽犯罪法第1条26号で「街路又は公園その他公衆の集合する場所」でした場合は30日未満の拘留又は1万円未満の罰金、とありますがその例は少なく、道路交通法の速度超過により捕まり罰金刑を受けた人は年間200万件以上もいるそうですが、15km以下の速度超過で捕まった人はほとんどいません。◆車のハンドルは少し操作したくらいではすぐタイヤの角度が変わらないようになっています。いわゆる「ハンドルの遊び」で、これがなければちょっとハンドルを切っただけでタイや動いてしまい運転しにくいそうです。◆法律の適用も同じようで少々のことは目をつぶって済ませなければ、ぎすぎすした生活を強いられます。先日来、地方創生担当の大臣が政治資金の記載漏れを何度も指摘され、その都度単なるミスとか、秘書の誤認とか言って謝り、収支報告書を訂正しています。このような行為は「立ちション」や「15km以下の速度超過」でと違い、「ハンドルの遊び」の範囲には入りません。◆政治家個人に対する政治献金が汚職の温床になった事の反省で、国民一人当たり250円、総額320億円も政党助成金を払っているのに、各代議士が政党支部を作り、本人が支部長に収まり従来通り企業から献金を貰っているのには腹がたちます。政治家に倫理などを期待するのが間違いのようです。◆憲法を守らない総理大臣、それを指摘されると改憲を企てる,高度な政治行為だと言って憲法違反の事例から逃げる最高裁判所、ほっておけば「ハンドルの遊び」はどんどんエスカレートしてゆきます。(「あかつき」149号より転載