1月句会は最終的には誌上句会として116人の方が投句して開かれました。初参加は宝塚市の「山河さんが」さんです。

席題はありません。

(天の句) 写真はJr大阪環状線「玉造駅」~事務所の
(地の句) 少しさびれた「日の出商店街」の店です。
(人の句)
(佳 吟)
(軸 吟)
庶民の幸せ
川端一歩 選
(天の句) 戦争のない国に住む有難さ いさお
(地の句) 家族皆揃って食べるだけでよい 保州
(人の句) 足止めて春咲く苗をひとつ買う 麻也
(佳 吟) 戦争のない穏やかな日々過ごす 朝子
給料も賞与もちゃんとある暮らし
質素でも嘘のない世と優しさと
宅配の新聞読める国に住む はこべ
戦争を知らずに生きて七十余年 克己
(軸 吟) 働けば食って文化にふれられる 一歩
大吉
西出 楓楽 選
(天の句) 大吉が出るまで神社梯子する 川本信子
(地の句) 大吉は努力次第と書いてあり 一歩
(人の句) 吉も凶も信じる者の身の内に 麻也
(佳 吟) 大吉がぎゅっと兜の緒を締める 欣之
大吉という神さまの応援歌 りゅうこ
大吉をネット販売する神社 和郎
大吉で使い切ったか今日の運 長島敏子
大吉も凶も私の道しるべ 福貴子
(軸 吟) 大吉は単なる神のおべんちゃら 楓楽

片岡 加代 選
(天の句) 開拓吏あの馬たちも一ページ ダン吉
(地の句) ジャンケンに負けてお馬になってやる 心平太
(人の句) 白馬が駆ける魁夷の青の中を 賀世子
(佳 吟) 馬が住む平和な島に自衛隊 一角
コロナ禍の木馬はいつも寂しそう 英雄
孫守りのお馬どうどうもうごめん 風子
賭け事と知らずに走る競走馬 黒兎
馬の骨のこのこやって来る頃だ 公輔
(軸 吟) 殿様の白馬の顔に品がある 加代
時事吟
岩佐ダン吉 選
(天の句) 彬さんどう読みますかウクライナ 峯二
(地の句) 黒には黒と叫び続ける太いペン 敏治
(人の句) ロシアさんありがと兵器揃えます
(佳 吟) 日本を潰す四十三兆円 正治
フクシマは忘れ去られた復興税 一角
防衛省敵基地省に早変わり 和恵
窓口が二倍で余命半分に 近藤正
明るいニュースだけの新聞ないですか 保州
(軸 吟) 傷バンド巻いて笑顔の福娘 ダン吉