あかつき川柳会3月句会は、出席者40名、投句者69名、総勢109名の参加で、3月8日に開かれました。初出席は岸和田市の渡辺五十美さんです。 今月のお話は、元ケアマネージャーで、岸和田市民病院で元総婦長の渡辺五十美さんが「『夫/妻の身体の異変』認知症とは・・・」と題し、認知症の早期予防の大切さを分かりやすく話されました。 | |
結ぶ 久世 高鷲 選 |
(天の句) | 協定を結び自宅で母を看る | 栄子 |
(地の句) | 緩むたび結びなおしてきた二人 | 誠 | |
(人の句) | 縁結び神は結構無責任 | 眞澄 | |
(佳 吟) | 結び目の隙間を埋めた句読点 | 壽峰 | |
裏金に否定しながら手を結ぶ | 寿子 | ||
いい出会い手と手結んで笑い合い | 昌代 | ||
子を護るためならサタンとも結ぶ | 栄子 | ||
結ばれて苦楽を共にダイヤ婚 | 近藤正 | ||
(軸 吟) | 結ばれた縁忘れず黄泉持参 | 高鷲 |
すっきり 宮本 緑 選 |
(天の句) | 旧姓に戻った空が晴れ渡る | 栄子 |
(地の句) | 剃り上げた訳は愛妻への懺悔 | 誠 | |
(人の句) | すっきりと辞めてやったぞ派遣切り | 冬の卜 | |
(佳 吟) | スッピンの仏が笑う煤払い | 北朗 | |
さようなら金権政治すっきりと | 吾一 | ||
サイダーに炭酸混ぜて愚痴流す | はな | ||
夕焼けの海へ吐き出すバカヤロウ | 進 | ||
春めきてすっきり身軽闊歩する | 次郎 | ||
(軸 吟) | 追伸に本音託してすっきりと | 緑 |
芽 鴨谷瑠美子 選 |
(天の句) | 戦争が芽吹く大地をむしり取る | 肇 |
(地の句) | 恋人を欲しいと思う木の芽どき | 北朗 | |
(人の句) | 成長の芽を摘み取った親のエゴ | 高鷲 | |
(佳 吟) | 保育所の中でも育ついじめの芽 | いさお | |
悪い芽を摘もう議員のお小遣い | 昌代 | ||
温室で派閥が悪の芽を伸ばす | 眞澄 | ||
ガザ地区に平和の芽吹き早くこい | はこべ | ||
芽の出ない人生やった面白い | ダン吉 | ||
(軸 吟) | 新芽萌えただうきうきと童歌 | 瑠美子 |
目印 菱木 誠 選 |
(天の句) | ボロボロの家を目当てにおいでませ | 游 |
(地の句) | 永遠の束縛晒す薬指 | 進 | |
(人の句) | 後輩が続くケルンを積んで置く | 比呂志 | |
(佳 吟) | 原発がこんなにもある日本地図 | ゆうこ | |
次の選挙落とす議員にX印 | 福貴子 | ||
非戦への目印を消し軍費増 | 洋次郎 | ||
生駒山目印にして北ミナミ | 栄子 | ||
道標一つ一つに母がいる | 千代 | ||
(軸 吟) | ジェンダー平等黄色く咲くミモザ | 誠 |
時事吟 塩田 鮎子 選 |
(天の句) | 揃いも揃ってアコギな安倍派五人衆 | 北朗 |
(地の句) | ロッキード以後記憶飛ぶ人が増え | 敏 | |
(人の句) | 裏金の裁ききっぱり投票で | 河野正 | |
(佳 吟) | 大谷結婚数億人の失恋者 | いさお | |
戦争に麻痺し虐殺さえ平気 | 克己 | ||
千枚田割れる自然の無慈悲さよ | 勇 | ||
パーティー券で主権在民売り払い | 鈍甲 | ||
観ちゃおれん政倫審の茶番劇 | 五二 | ||
(軸 吟) | ほぼ病ポッポ無い無いためこみ症 | 鮎子 |