あかつき川柳会の9月定例句会は、出席者39名、投句者55名、総勢94名の参加で、9月12日に開かれました。

「はばたき」は石川県で発行されている「鶴彬を顕彰する会」の会報誌です。その9月号に冬の卜会長が「あかつき」に2022年7月から1年間掲載された「鶴彬と大阪を歩けば」の第1~2回の記事が紹介されました。9月14~15日に石川県かほく市で開催される「第13回高松歴史街道フェスティバル」で彼はこれに関して講演する予定です。
残り物
原田すみ子 選
(天の句) 戦場の残り物なの人の骨 優子
(地の句) 古書市の山で見つけた文化財 六点
(人の句) 補欠ばかりが出てくる9回裏 眞澄
(佳 吟) 亡き妻が残してくれた日記帳 万作
選挙から取り残された気候危機 つよし
合コンであぶれた二人タッグ組む 福貴子
嫌いだと残されたのはもったいない 裕之
使用済み核燃料が行き場ない
(軸 吟) しまつして残した金は拝まれる すみ子
不器用
稲葉 良岩 選
(天の句) 不器用な引き算老いの風に乗る
(地の句) 風向きを読めぬ不器用風の中 常男
(人の句) あの人に手伝わせたらやり直す 栄子
(佳 吟) 不器用なボク物好きに拾われる
乱切りですねいいえ千切りのつもりです 眞澄
不器用でいつも消しゴム持ち歩く 常男
足りぬ愛不器用な手でそっと織る
不器用に歩調合せるエピローグ 雅游
(軸 吟) 不器用な自律神経よう愚痴る 良岩
くらくら
内田志津子 選
(天の句) くらくらと心をゆするあの美声 裕之
(地の句) くらくらの夢をばらまく宝クジ
(人の句) 札束にくらくら溺れ闇バイト 浩子
(佳 吟) ホストには深入りさせる技がある 啓之
炎天下それでも決めた一万歩 ダン吉
物価高食費削って目眩呼ぶ
ショーケース値札のゼロに目がくらむ 六点
地球儀がくらくら煮立つ鍋となり 雅游
(軸 吟) ついクラクラ高い報酬詐欺の罠 志津子

鈴木 栄子 選
(天の句) ゴミ袋から暮らし覗いてるカラス 浩子
(地の句) カラスにも作戦がある生ゴミ日 黒兎
(人の句) 政治屋の勝手嗤っている烏 みつこ
(佳 吟) ステーキをほうばるカラスほくそ笑む 奈津
抜け目ないカラスに学ぶ処世術 崇明
烏めがアホ~と俺を馬鹿にする 北朗
寅さんは諸国を巡る旅がらす 洋二
旅烏行く先々で情に触れ 高鷲
(軸 吟) 墓参りのお供え狙ろうているカラス 栄子
時事吟
冬の卜 選
(天の句) 宇宙ゴミISSもヘルメット さんが
(地の句) 石破さん四連敗をせずにすみ 五二
(人の句) 裏金が自民のウロコよく落とし 宍道
(佳 吟) 伊勢エビが伊勢を逃げ出す温暖化
安物の核兵器から放射線 一角
黙祷で始まる句会次どなた 啓之
六甲おろし石破おろしの風が吹く 浩子
ウラ金にフタをしたいがフタがない 昌芳
(軸 吟) 若者が逃げる政治は鬼の顔 冬の卜